ダニは、人間の髪の毛や皮脂を餌にして増殖します。
そのため、マットのように人が直接触れるものはダニが発生しやすいんです。
お風呂場の小さい足ふきマットであれば洗濯機に入れることでダニ対策しやすいですが、
リビングのマットなど、大きくて洗濯機に入らないものは、対策するのも一苦労でつい後回しにしてしまいがちですね。
マットはダニのオアシスになっていることが非常に多いんです。
ダニ刺されがないからといっても安心できません。
ダニの多くの種類は人を噛まないので、ダニ刺されがなくても実際にはダニがたくさんいることはよくあることなんです。
刺さないダニの被害は何かというと、「ダニアレルギー」です。
ダニの死骸が呼吸や直接肌に触れることで起こり、アトピーや喘息の原因になるんです。
ダニアレルギーは、花粉のアレルギーをイメージしてもらうと分かりやすいですが、ある日突然に症状があらわれます。ダニ対策は効果が目に見えないので、対策しているつもりでも、知らぬ間にダニアレルギーが発症するケースもあるんです。日ごろから、効果的なダニ対策をしていくことが大切になります。
マットレスのダニを駆除する3つの方法
洗濯機にかける
この方法は3つの中で、最も効果のある方法です。ダニは熱に弱いので、洗濯乾燥機までかけるとほとんどのダニは駆除できます。
ダニの死骸の除去についても効果はありますが、中に入り絡まった状態の死骸は取りにくいので、通常より洗濯の時間を長くすると効果的です。
大きすぎて洗濯機に入らない場合、最近のコインランドリーにはふとん用の洗濯乾燥機があるところも多いので利用すると便利です。そのほかには、クリーニングの業者に依頼する方法もあります。自宅まで来てくれるので便利です。
洗濯の頻度は、月に1回を維持できるとダニの増殖を防ぐことが出来ます。
掃除機で吸い取る
カーペットに直接掃除機をかけることで、生きたダニとダニの死骸を吸い取ります。ダニの除去率は、50~80パーセント程度で、洗濯機は95パーセント以上のダニを駆除できるので、ダニの除去率は少し劣ります。ダニの死骸を回収する目的で洗濯とあわせておこなうと効果的です。
布専用のレイコップという小型掃除機も販売されていて、細かな振動をあたえながら吸引するため、より効果を実感できます。
リビングで掃除機をかけるときは、掃除機から出る風で部屋のダニを撒き散らすので、
ダニの集まりやすい部屋の隅をかけてからカーペットをかけると、効率よくダニを吸引できます。
ダニ捕りシートを使う
ダニ捕りシートとは、シート内部にダニを誘き寄せて捕獲するシートです。ダニ用ゴキブリホイホイみたいな感じです。
カーペットの下にシートをおいて置き、3ヶ月ごとに交換して使います。
ダニ捕りシートの最大の利点は、「手間がかからないこと」と、
「ダニを丸ごと捕獲するので、死骸が部屋に残らない」ことです。
置いておくだけで24時間ダニを集めてくれます。
価格の安すぎるものは、誘引剤と捕獲方法の機能が低く効果を実感できないものも多いので、ある程度ちゃんとしたものを置く場所を絞って使うことで効果を実感しやすいです。
以上が3つの方法でした。
どれかではなく、3つともおこなうことでお互いの弱い部分を補いますので、
並行して試してみてください。
まとめ
ダニ対策は、日ごろから継続しておこなうことが大切です。ダニは小さいので、実際にダニ対策をしているつもりでも、できていない可能性があります。
なので、効果のあるダニ対策を継続的におこなう工夫が必要です。
効果のあるダニ対策としては、
・洗濯機にかける
・掃除機をかける
・ダニ捕りシートを使う
の3つの方法を並行しておこなうことで、ダニは駆除できます。
無駄な対策をするより、効率的に効果のある対策をすることで、別のことに時間を使えそうですね。この3つの方法をで、ダニのいない気持ちい生活を手に入てください。