バルサンには、煙タイプと霧タイプの2種類があります。
煙タイプのバルサンは、効き目が強く部屋の隅まで殺虫剤が行き渡ります。 注意点としては、煙なので火災報知機に反応します。 部屋に殺虫剤の成分が残りますので水ぶきを忘れずに行うのと、精密機械の内部に入り込むと故障の原因となります。
霧タイプのバルサンは、効果はやや劣りますが、霧で殺虫剤をまくので、使用後に部屋に残る有害物質が残りにくいです。 小さいお子さんやペットがいて安全性が気になる方は霧タイプの方が安心です。
バルサンの効果についてですが、実際に使ってみるとあまり効果がないという経験はないでしょうか。
被害の状況にもよりますが、その原因としては、バルサンは床などの表面にいるダニには効果がありますが、 布団やカーペットなどの内側にいるダニにはほとんど効果がないんです。
そのため、使ってすぐにはダニが減ってもまたすぐに現れてくるということが起こります。 バルサンの安全性について詳しく見ていきたいと思います。
バルサンの安全性について
バルサンの安全性について危惧する海外の専門家の意見も実際にあるようです。 とくに乳幼児に関する、安全性に関しては、バルサンの会社もはっきりと安全とは明記しておらず、 使用後に床を水ぶきしてくださいと書かれているだけなんです。
これは、水ぶきしないと危険ということです。
バルサンは、部屋全体に殺虫剤をかけるため、床だけでなく壁やカーテンなどあらゆるものにかかります。 すべてを水ぶきするはかなり大変です、というか不可能に近いんじゃないでしょうか。。。。
バルサンの危険性は、殺虫剤だけでなく、ダニの死骸が部屋に残るということもあります。 ダニの死骸は、アレルギーの原因となり、喘息やアトピーを引き起こします。
部屋にいるダニの多くは人を刺すだにではないので、そういったダニの死骸もあわせると、バルサンを炊いただけでは安心できませんね。バルサンは、注意事項を守れば安全と書かれていますが、実際に説明を読んでいると守ることが多すぎて、大変です。
結論から言うと、私は、バルサンの使用は控えたほうがいいと思っています。 ダニアレルギーで悩んでいた私ですが、実際にバルサンを使用しないでも、 ダニの被害なく過ごせている対策を紹介します。
バルサンを使わない効果のあるダニ対策の方法
バルサンを使わなくても、バルサン以上に効果の期待できる3つのダニ対策法です。
この三つはどれか一つでも効果はありますが、全部行うとほとんどダニの被害はなくなると思います。
①洗濯機をこまめにかける
洗濯は、ダニ対策として一番効果のある方法です。マットなど厚手の生地のものは、洗いの時間を長くすることで効果を高めることが出来ます。 ダニは熱に弱いので、洗濯乾燥機にかけるとほとんどのダニを駆除できます。 布団などサイズの大きいものはコインランドリーを利用すると便利です。 布団やカーペットなどは月に1度程度洗うとダニの繁殖を抑えられます。
②ダニ捕りシートを使う
ダニを誘引し捕獲するダニシートを使ってダニ対策を行います。 ダニ専用のゴキブリホイホイのような対策グッズで、ダニが気になる布団の下などに置いて使います。 ダニをそのまま捕獲するので、部屋にダニの死骸が残らないので、アレルギーの対策に有効です。 共働きで忙しい場合などは、3ヶ月に一度交換するだけなので、簡単に対策できるのも嬉しいですね。
③掃除機で吸い取る
アナログな対策のようですが、効果があります。 通常の掃除機では、布団のおくに入っているダニは取り除くのが難しいですが、レイコップという布団専用の掃除機を使うと、効率的に吸引できます。
部屋の隅にダニやダニの死骸は集まりやすいので、掃除機をかけるときは、部屋の隅を重点的に掃除するとダニを多く捕獲できます。
以上がバルサンを使わない3つのダニ対策の方法でした。
3つを並行して行うことで、ダニはもちろん、アレルギーの原因になるダニの死骸も駆除できます。 小さいお子さんやペットがいて、バルサンを炊くのが心配な方には、とくに有効な対策だと思います。
私はこの方法で対策していますが、ダニの被害を受けることなく快適に過ごせていますので、ダニの被害に悩んで悩んでいる方はぜひ一度試してみてください。