コナヒョウヒダニのアレルギーの症状についてまとめました。
コナヒョウヒダニはチリダニの一種のダニで、人を刺すことはありません。そのため、刺された跡がある場合は別の原因のを疑います。
コナヒョウヒダニは0.2mm~0.5mmと非常に小さい体格のため、肉眼では確認しづらく、人を刺したりして被害も分かりにくいため、気づいたら増殖していることも少なくないんです。
コナヒョウヒダニのおもな症状は、ダニアレルギーです。
コナヒョウヒダニの死骸や糞が「ダニアレルゲン」と呼ばれるダニアレルギーの原因となる物質となって引き起されるんです。ダニアレルギーとわかって初めてコナヒョウヒダニの存在が疑われるので本当に症状がでるまで気づきにくいダニなんです。
ダニアレルギーの症状
ダニアレルギーのおもな症状は次の4つです。
・気管支喘息
・アレルギー性結膜炎
・アレルギー性鼻炎
・アトピー性皮膚炎
特に、小児ぜん息やアトピー性皮膚炎の原因としてダニアレルゲンが挙げられています。
そもそもアレルギーは、体内に有害物質が入った場合に、
ウイルスに対抗しようとした、体の免疫力が強すぎて症状をおこしています。
アレルギーのない人にとってはなんともないのですが、
アレルギーのある人にとってはすごくつらい症状です。
ダニアレルギーに効果のあるダニ対策法
ダニアレルギーの原因となるダニの種類は「ヤケヒョウヒダニ」「コナヒョウヒダニ」、の2種類が一般家庭にいる原因となります。
どちらも通常のダニ対策で効果が期待できますが、特に注意したいポイントは、
「小さいので肉眼で見えていなくても安心しない」という点です。
「ヤケヒョウヒダニ」「コナヒョウヒダニ」は、本当に小さいので対策しているつもりでも、
気づかずにダニが繁殖してしまいやすいからです。
また、
バルサン等の殺虫剤タイプのものでは死骸を駆除することが出来ず、部屋に死骸がのこります。なので、ダニアレルギーの原因となるダニの死骸を駆除することができないんです。
殺虫剤は副作用が心配ですし、下に紹介する方法では殺虫剤は使わなくてもダニの被害なく過ごせています。
もちろん体にまったく害がない方法ですので、やっていないことがあったらぜひ試してみてください。
ダニ対策は継続することで効果があるので、
できる限り効率よく効果の続くようなダニ対策を行うことが大切です。
そのためにもどれか一つではなく、3つの対策を並行して行うことで効果が高まります。
効率のいい3つのダニ対策の方法について
・掃除機をかける
ダニ対策の基本は掃除機です。
部屋の隅には、髪の毛やホコリがたまりやすいので、特に注意してかけます。
アレルギー対策という点では、布団を掃除する場合に、レイコップというダニ専用の掃除機でかけると効果的です。
通常の掃除機で対策する場合には、布団片面に、最低2分以上かけて早く動かさないようにユックリと吸引します。
・洗濯機をかける
コレが一番駆除の効果が高いです、洗濯できるものはドンドン洗濯していきます。
シーツやカーペットなども洗えるものは洗濯していきます。
大きいものはコインランドリーや宅配クリーニングに頼む方法もあります。
・ダニ捕りシートを使う
ダニ捕りシートというダニを引き寄せて捕獲するシートを使って対策します。ダニの死骸が部屋に残らないので、ダニアレルギーには特に効果の高い方法です。
布団やカーペットの下に置いておくだけなので、手間なく簡単に出来るので楽ちんです。
以上が、3つのダニ対策法でした。
当たり前のようですが、毎日続けるとかなり効果を感じられる方法です。
3つを並行することで、ダニの絶対数を減らすことができるのでぜひ実践してみてください。
布団を干してもダニは死にません
ダニ対策として布団を干すというのをよく耳にしますが、太陽の熱ではダニはほとんど死にません。表面の温度は高くても内側は低いので、ダニには効かないんです。
また、布団をたたくのは、ダニアレルギーの原因となるダニの死骸をさらに細かく砕いてしまい、症状を引き起こしやすくするので逆効果なんです。